「不測」とは、はかりがたいこと、予測できない、思いもかけないということ。
現代では「不測の事態」という言葉が一番登場機会が多い。

「不測の事態を予測して・・・」と使う場合があるが、予測できないことが「不測」だから、
「不測」を「予測」するというこの表現はおかしい。
「不測の事態に備えて」と使うのが正しい。

ただし、「不測の事態に備えて医師を待機させた」のような、前もって対策を立てられる事柄は「不測」ではない。
この場合は「緊急事態」「万が一の事態」とする方がいい。
「不測の事態」